電動歯ブラシの比較 & お勧め

デンタルケア商品に凝り始めて数年。最近はすっかり“電動歯ブラシ派”になりました。


ほとんどの商品がタイマー付きで、上下・裏表と時間配分しながら、全体を 2分で歯磨きします。たったそれだけで歯がツルツルに。


手磨きでこれと同じ効果を出そうとすると 倍の 5-6 分はかかるでしょう。

歯の裏など磨きにくいところも電動なら簡単です。

自分ではきちんと磨けない子供や、寝たきりの家族の歯磨きを手伝うにも便利です。


電動歯ブラシは、ブラシ部分だけ取り替えれば家族みんなで使えます。


また、中にはフル充電すると 1週間くらいもつのもあり、短期の旅行なら充電器を持って行かなくても平気です。ブラシをはずすと小さくなるし、専用ケース付きのもあります。

電動歯ブラシでは、
・フィリップスのソニッケアー
・ブラウンのオーラルB
・パナソニックのドルツ
・オムロン
などが有名です。


歯医者さんではフィリップスやブラウンを勧められる人が多いようです。このあたり、歯科営業に強い海外メーカーと、大半の商品を小売店で売っているパナソニックなど国産メーカーの、営業体制の違いを感じます。


ひとつのメーカーの中にも安いもの(数千円)から 2万円の最高級品まであり、どれを買うべきか迷うと思いますが、ちきりんのお勧めは・・・




メーカーはどれでもいいけど、初めての方にはシンプル設計で 5000円前後の“エントリーモデル”をお勧めします。

換言すれば、最初から 2万円のハイエンド商品を買う必要はないですが、一方で、最初に 2000円以下の携帯用のを買ってしまうのも避けたほうがいいってことです。


たとえば下記はフィリップス・ソニッケアーのベーシックモデルで、値段は 5000円前後です。

同じシリーズでもハイスペックモデル(下記)では、水流や磨き方の切り替えができたり、ブラシの種類が多彩で、充電器やケースもかわいいです。


フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ディープクリーンエディション ローズゴールド HX9317/08



でも、はっきり言って基本機能はそんなに変わりません。替えブラシは(同じメーカーなら)どれでも使えるので、ベーシックモデルにいろんなブラシを試してみるのがお勧めです。


このソニッケアーのベーシックモデルはバランスのとれたいい商品ですが、最初からついている歯ブラシが無用にでかく、2本ずつ磨くって感じなので、小さいブラシヘッドを好まれる方は、下のミニブラシを買った方がいいです。


★★★


私はブラウンのハイスペックモデルも持っています。(デンタルケア商品の消費調査のつもりで買いました)

ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ プラチナブラック 7000  D365356XP スマホアプリ連動 ブラック



ブラウンはソニッケアーよりさらにパワフルですが、その分、音がうるさく、かつ、電池の減りが早いです。

1週間を超える旅行の多い私にはソニッケアーのほうが安心ですが、出張はせいぜい数日まで、という方ならどっちでもいいと思います。


ただし、ブラウンは歯ブラシの種類が豊富なのがいいところ。通常タイプのブラシに加え、ソフトブラシはとても柔らかく、歯間ブラシは歯と歯の間や、歯とはぐきの間をしっかり磨きたい人にはとてもよいです。


これらのブラシは、下記のようなベーシックモデルでも使えるので、本体自体はこちらで十分です。。。

ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ PRO2000 D205232MXPK プロヴァンスピンク
Braun (ブラウン) (2017-02-10)
売り上げランキング: 2,029


ケースもホワイトニングブラシも要らないなら下記で OK!


★★★


私が「初めての人は 5000円程度の、ベーシックなものを」と考えるのは下記のような理由があるからです。

・ 5000円前後の商品と、2万円前後の商品の違いは「付加機能」や「機能ブラシの多彩さ」であって、基本的な「磨く機能」の差ではない


・ただし 2000円未満の商品と 5000円の商品は、基本性能(主にパワー)が違う。


・どのメーカーの磨き心地が好きかは、好みや自分の歯との相性に依るところも大きく、電動歯ブラシを使ったことがない人が(使う前に)「これがベスト!」と判断するのは難しい。

一方、一度使えば、商品レビューを読みながら、自分に適した商品を選ぶのも容易になります。


・電動歯ブラシは水回りで使い、充電を繰り返すため(個体差がありますが)一定年数での買い替えが必要です。

充電池の交換も前提としていないので(故障扱いで修理はできますが、新品を買ったほうが割安)、快適に使用できるのは せいぜい 5年でしょう。そう考えると、最初から 2万円も出す必要はないと思います。


★★★


もっと安いのもあって、こちらはブラウンの超格安モデル。。。なんだけど、ここまで来るとパワーが明らかに違う。


なので私のお勧めは、やはり 5000円程度の「単機能だけど、基本機能は上位機種と同じもの」かな。「安くてショボイ」ものを最初に買って、それで電動ブラシの効果を判定してしまうのはもったいないです。


★★★


日本製品ではパナソニックとオムロンの商品が有名です。

こちらは日本人の手や口の大きさに合わせ、ブラシ先端も小さ目で本体も細く、初心者でも使いやすい形状です。海外メーカー品と異なり、いわゆる“ごつさ”がありません。


また、(海外メーカー品に比べて)替えブラシが安いので、長く使えばこちらのほうが安くなりそうです。


それと、パナソニックのドルツはものすごく電池のモチがいいです。国内メーカーならではの省エネ設計だからなのか、パワーが弱いからなのかは不明ですが、1週間以上は確実に動きます。


ドルツは音波式という方式らしく、音も(海外メーカー品に比べ)かなり静か。振動もマイルドです。


パワフルさでいえば、
ブラウン>フィリップス>パナソニック&オムロン
という順番かな。そして、この反対の順に電池のモチがよいです。


口を大きく開けるのが苦手な人、ガガガッという機械音が嫌いという人や、小さな子供も使うというご家庭はドルツがいいかも。カラーバリエーションも多く、下記のように、かなりかわいい。

Panasonic 音波振動ハブラシ ドルツ ルージュピンク EW-DL22-RP
パナソニック (2013-05-01)
売り上げランキング: 7,515


なお、パナソニックのドルツにも携帯用で 2千円未満の商品があります。

が、やはりそちらも「磨くための基本性能が同じ」とは言えません。明らかにモーターのパワフルさが弱いです。

パナソニックのドルツなんて、上記のベーシックモデルでも十分に小さいので、持ち歩くのでさえ、こちらのほうがいいと思います。


★★★


・歯垢や歯周病が気になる!
・手早くキレイに磨きたい!

という方、それぞれのニーズや用途に合わせ、いろいろ検討してみてくださいね!


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