最新のテレビ自動録画機がスゴイ!

先日 購入した最新の録画デッキ (正式には“ブルーレイディスク レコーダー”) が素晴らしすぎるのでご紹介。

私が買ったのは、こちらのひとつ前の機種。パナソニックです。


最大の特徴は“チャンネル録画”と呼ばれる全録機能で、指定したチャンネルの番組を 24時間、全部自動で録画しておいてくれることです。

数年前から同タイプの録画機は発売されていたのですが、録画できるチャンネル数や録画時間がどんどん増えてきたので、「そろそろ買ってみようかな」ということで、古い録画機と買い換えました。

そしたら・・・あまりに便利で、完全にテレビ視聴のスタイルが変わってしまったので、ぜひ皆さんにもお勧めしたいと思います。


以下、何がスゴイかというと・・・“チャンネル録画”ができる機種は何個か出ていますが、最新機種では、

10チャンネルが 3週間分くらい、自動で録画できます。


ホーム画面には常に下記のような番組表が表示され、ここから(=過去 数週間の番組の中から)見たいものを選び、いつでも見られます。



これ、今から放映される番組の一覧ではなく、「すでに放送が終わった番組の一覧」です。

この番組のどれでも、クリックひとつでいつでも見られるんです。


10チャンネル全録だと(チャンネル数の多い東京でも)地上波の番組はすべて録画できるので、事実上、過去数週間に放映された番組は、オンデマンドで見られるようになったということです。

加えて BS-NHKなど BSのチャンネルからも 2チャンネルが自動録画しておけます。

これで、夜遅くに帰宅しても好きなニュース番組を見られるし、インターネットで話題になった番組を後から探して見てみることもできます。

私もよく「○○という番組がおもしろかった!」などと呟いていますが、この録画機を持っていれば、そういう呟きを見たあとで、その番組が観られるってことです。


ほかにも、「特に興味はなかったけど、何か“コト”が起こって話題になってるらしいので、その部分だけ見てみたい!」って時もありますよね。

そういう番組も後から、簡単に見ることができます。


スカパー!やケーブルテレビと契約してるなら、10チャンネルの中に CS のチャンネルを含めることもできます。

また、録画の画質を落とせば全録できる期間が延ばせます。

たとえば 15倍録モードなら過去 21日間分の番組が残ります。ニュースの録画なんて画質は悪くていいと割り切れば、3週間分残しておけるってことです。


その上、USB接続ハードディスクを外付けで増やせば、残せる期間は更に延長できます。HDDに投資する気があるなら、数ヶ月分の全チャンネルの番組がオンデマンドで観られるようになるということです。

これなら長期の旅行や出張の際もまったく録画の手間が要らず、戻ってから気になる番組を簡単にチェックできます。

全録番組の中身を音声検索できます

さらに便利なのは、全録されている過去 数週間の番組の中から、自分の見たい番組を検索できることです。

たとえば先日、新国立競技場のデザインコンペに関して、建築家の安藤忠雄氏が記者会見をされました。この翌日、「安藤」「会見」で番組検索をかけると、


このテーマを取り上げたニュース番組の一覧表が出てくるんです。


上記は(ブログ上に写真を載せるため)文字で検索しましたが、検索は音声でも可能なので、リモコンに向けて「池上彰」と呟けば、過去数週間の番組から、池上さん出演の番組がすべてピックアップされます。

テレビリモコンに向かって「大リーグ」と呟けば、イチローや田中将大選手の出た試合の一覧が表示され、「中国経済」と呟けば、中国の経済について報じたニュースや特集番組が検索され、そのまま視聴できる。これは画期的です。

CM は完全に飛ばせるし、時間的にも効率的に視聴できます。

全録ですから、リアルタイムで見たい番組でも 10分遅れで見始めれば、CM はすべて飛ばして視聴できます。

これまでも CM がウザイのでテレ東のビジネスニュース番組を録画して後から見てたんですが、全録なら(わざわざ録画するほどでもなかった)すべての番組で CM を飛ばせます。

さらに早送りボタンを押して視聴すると、聞き取れる程度に早口での再生になるので、30%くらい短い時間で視聴できます。

ニュース番組の中でも、自分の興味のあるニュースとそうでないニュースがありますよね。私は自分の関心のない部分は、どんどん飛ばしながら見ています。

なお、全録された番組は放っておくと古い方から消去されます。(なので、自分で消去する必要はありません) 

そして、ずっと残しておきたい番組は、ボタン一つで(“チャンネル録画”から)“通常録画”に切り替えられます。こうしておけば、時間がたってもその番組は消去されなくなります。

キーワードで自動録画してくれます

上で紹介した“チャンネル録画”とは別に、特定の番組を選んで録画する“通常録画”機能も(もちろん)ついてるのですが、

こちらもキーワード設定をしておくと、どんどん自動で録画しておいてくれます。

通常録画は(最大 10チャンネルなど制限のある)チャンネル録画と異なり、全チャンネルから拾ってきてくれるので、BS で放映されたものもすべて録画されます。


ちなみに私が登録しているキーワードは、

・NHKスペシャル
・ドキュメンタリー or ドキュメント
・ビフォー and アフター
・戦後
・世界遺産
・歴史
と、
・好きな K-POP スターの名前

などです。


“ SMAP ”とか“マツコ”とかを設定すれば、彼らが出ている番組は全部録画されるし、テクノロジー、サイエンス、アート、韓国ドラマ、などのキーワード録画もありえるでしょう。

もっと特定して、人工知能とか、バリ島、みたいなキーワードを設定してもいいかも。

子育てに悩んでいる人なども、育児、発達障害、中学受験、など「ぜったいに見逃したくない特定のテーマ」をキーワード登録しておけば、自動で番組が録画&リストされます。

なお、これらのキーワード設定や検索にも音声入力が使えます。認識率もスマホと同じレベルで問題ありません。



キーワード録画と“チャンネル録画”機能があれば、事実上、見たい番組を探して個別に録画予約をする必要は全くありません。

私ももう、自分で特定の番組の“録画予約”をすることはないでしょう。

wifi でつながります

家の wifi とつなげば インターネットにつながり、スマホやタブレットで、宅害視聴が可能です。

出張時なども東京のテレビが見られるのは助かります。


もちろん、youtube も見られます。

youtube には英会話や将棋、ビジネスなどたくさんの勉強動画が存在しますが、そういうのはテレビ画面で見た方が圧倒的にわかりやすいんじゃないかな。まるで学校みたいですよ。


また、最近のテレビは音も非常によいので、音楽ビデオを大画面で見ると迫力があって素晴らしいです。

最近はミュージシャンの公式プロモーションビデオが youtube に上がっていることも多いので、安心して楽しめます。



(↑ youtube 動画をテレビに映して将棋の勉強を・・・)


ただし youtube などネットサービスをテレビでみるだけならグーグルクロームなど、各種のもっと安いデバイスが売られていますので、そっちのほうが便利っちゃ便利です。

その他、写真が見られるとか、ブルーレイディスクの録画・再生とか、録画した番組を編集できるとか、いわゆる一般的な録画機の機能もてんこ盛りです。


★★★

こちら、接続も簡単だし、古いデッキも粗大ゴミで回収してもらえるので、(大型テレビとは異なり)ネットで買うのに向いた商品です。

価格コムで調べれば更に安い店もありますが、私はクレジットカードが使えること、配送日時が指定できること、万が一の場合、クレーム対応の窓口が明確なこと、などを考えて、アマゾンが販売&配送する商品を購入しました。


全録機はけっこうなお値段な上、なかなか値崩れしないのですが、最上位機種の他、ハードディスクの容量やチャンネル録画できる数が少ない普及版モデルもあります。

また、値段が気になる方は、そういう機種の「ひとつ型落ち(昨年発売の機種)」を狙ってもいいかもしれません。

地方在住で放映されてるチャンネル数がそもそも少ないとか、そうでなくても自分には 3チャンネルくらい自動録画できれば十分という人なら、価格もかなり安くなりますので下位機種のほうがいいですね。

なお下位機種はハードディスクの容量も少なくなりますが、容量に関しては外付けハードディスクで補うこともできます。


★★★


下記はテレビと録画機のリモコンですが、同じメーカーのものなら、ほぼ録画機側のリモコンだけで操作が可能です。



最後に、「全然ダメ」な部分も書いておきましょう。

それは、上記のリモコンからもわかるように、ほんとーに操作性が悪いです。

「全く消費者のことを考えてないよね」とか、「美的センスがゼロすぎる・・」とか、「社内にデザイナーいないの??」とか、「あたしのこと、馬鹿にしてる?」とか、

言いたいことは山ほどあります。


が、この商品に関して言えば、操作性の悪さを補っても余りあるメリットがあると感じました。

使い勝手は悪いけど、ここまで根本的に「テレビの視聴方法」が変わるなら、十分に我慢できます。


それと、私の場合は以前に使っていた録画機のハードディスクに入っていた番組は、DVD-RAMを経由して、こちらの録画機に移すことができましたが、デジタルコピー制限がかかっていたりすると、難しいケースもあるかもしれません。

以上、安くても 7万円、最上位機種だと 15万円もする商品ですが、私としては、ここ数年で買った商品のどれよりも価値があったと感じています。

お勧めです!



HDMI ケーブルは付属してないので、家に余ってない人は併せて買いましょう。


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