消火器のススメ

これ、何かわかります?

我が家のリビングコーナーに、まるでインテリアグッズのようにぴったり収まっているのは、最近買った家庭用の消火器です。


先日、ある人が動画配信中に火事を起こすという事件がありました。

その動画を見て、火事ってホントに怖いんだと再認識し、自宅に備え付けていた消火器を確認したところ、なんと 2年前に使用期限が切れていたので、慌てて買い直したんです。

そしたら、最近の家庭用消火器はすごく進化してて、

・見た目がかわいく
・一般火災から天ぷら油火災まで幅広く対応していて、
・使った後の処理(掃除)もラクラク

な商品がでていました。

それがこちら
↓   どう?  消火器に見えないでしょ?
宮田工業 キッチンアイ 住宅用消火器 【蓄圧式】 エメラルドグリーン 1.0L HKE1DG
(↑アマゾンリンク  使用期限は 5年)


色もシルバーの他、赤や青などバリエーションがあります。

モリタ宮田工業 キッチンアイ 住宅用消火器 MVF1H | 蓄圧式 1.0L (プラチナシルバー)


ちなみに私が見て衝撃を受けた動画がコチラ↓



マジで見たほうがいいです。忙しい方は 4分 30秒くらいのところからどうぞ
※ ニコニコはこちら(ニコニコ会員のみ)


被害に遭われた方には申し訳ないけど、これを見ると、防火意識がすごく高まります。

だって私たちは、実際の火事が起こる現場なんて、見ることはほとんどありません。そういう意味でとても貴重な動画です。

普通は、消防署が実験映像として、「ストーブの火はこうやって燃え広がります」とか説明してる動画しか見ませんよね。

でもあれだと、いまいち臨場感がないんです。


ところがこの動画を見ると、

「火って、数分でここまで大きくなるんだ!」

「水を汲んでくるのって、すごい時間かかる!!!」


「こんな炎を目の前で見たら、ぜったいパニックする。。。」

「このタイミングで、119すべきなんだ!」


ってコトが一瞬で理解できます。

おそらく動画を見た大半の人が私と同じように、大きな衝撃を受けたはずです。

これをみると、身近な物で火を消すのはとても難しいということや、

いくら片付けていても、個人の家には燃えやすいものが溢れているってことも、よくわかります。

そこで私も見終わった後すぐに、備え付けの消火器を確認した次第です。
(実際、この動画が話題になった後、アマゾンでは消火器が大量に売れたとか)


★★★

火事の原因は、

・タバコの不始末や、灰皿に山積みの吸い殻からの発火


・暖房器具の前に、燃えやすいガスが入ったヘアスプレーや殺虫剤などの缶が転がり、温められて爆発!


・暖房器具の高熱な部分にティッシュなど、燃えやすいモノが触れて・・・


・暖房器具につまずいて倒してしまい・・・


・台所の天ぷら油を加熱しすぎて・・・


・調理中にコンロの火が袖口や布巾、鍋つかみなどに燃え移って・・・


・タコ足配線にホコリが溜まって発火、


・古い家電製品からも発火(何十年も使ってると、扇風機やテレビからさえ発火事故が起こっています)


・子供がライターや花火で遊んで・・・


・工作用のシンナーや整備用オイルに作業の火花が飛んで・・・


・仏壇のろうそくやお線香が倒れて、もしくは、その近くに燃えやすいものが飛んで・・・


・アロマキャンドルやお香、蚊取り線香からカーテンに引火して、


・熱くなった電球や蛍光灯に燃えやすいモノがかぶさって、


・花火の残り火がゴミに燃え移って・・・


など、案外いろいろあります。


「うちは喫煙者もいないから消火器は不要」ってわけでは決してないんです。

備えあれば憂い無し、というか、地震保険に入るとか簡易トイレを買うなんてことより、家に消火器を備え付けておくことは、よほど大事な防災だと、今回は痛感しました。

分譲住宅にお住まいの方はもちろん、賃貸の方にもお勧めです。

★★★


なお、消火器は「すぐ手にとれる場所」に置いとくことが必要です。

うちのマンションも廊下にでれば共用の消火器が置いてあります。でも、いざ机周りで火が出たら、そんなのを取りに行く手間さえもったいない。

だから、オフィスなどで「共用部分まで取りに行けば消火器がある」という場合でも、自社オフィスの中にこういった小さいモノを常備しておくのは大きな意味があります。


また、狭いマンションならひとつでいいけど、二階建ての戸建て住宅なら一階と二階の両方に置いたほうがいいです。

イザ火が目の前に現れると、気持ち的にもパニックするし、他の階まで取りに行くなんてホントに時間の無駄です。

と、上の動画を見ればわかりますよね? 


最初に火がついてから部屋が半焼状態になるまでたったの 5分です。初期消火のための 30秒がどれほど貴重な時間か、身にしみて分かるはず。

だから大きい消火器をひとつ買うより、こういう小さいのを家のあちこちに置いとくほうが安全です。

私は今回、「火が出た場所から数歩のところに消火器がある」状態が理想なんだと、よーくわかりました。


★★★

ところで消火器といえば、普通はこーゆーイメージですよね。


もちろんこれでもいいのですが、消火器がどこにあるか全員が知ってる家の中では、こんな目立つのを買う必要はありません。

それと、この商品が人気なのは、使った後の処理がラクなことです。

一般的な消火器は、使った後、細かい粉が広範囲に付着し、掃除が大変でした。特に台所のガスコンロや家電に粉末が入り込むと、火は消えても、それらを買い換える必要がでてきたり・・・

でもこれなら、使った後も簡単に拭き取れるそうで、そうなると、火が出た時にも躊躇せず使うことができます。


(↑楽天リンク こちらのお店は防災グッズ専門店なので、他にもお役立ちグッズがいろいろ揃っています & 消火器もかなり安いです)


値段が高いって?

着ることもない洋服を数枚買わなければ済むだけの値段です。 何が大事か、よーく考えましょう。


→ 楽天の「消火器」一覧ページ

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