ホットサンドメーカーの選び方

ホットサンドが大好きな私。どのホットサンドメーカーを買うべきか、かなりじっくり検討しました。

最初は「専用機がなくても作れるのでは?」と考え、具材をはさんだ食パンの耳を手で押さえ、アルミホイルに包んでオーブンやフライパンの上で焼いたりしてたのですが、

「やっぱ専用機のほうが楽でしょ!」ということで、こちらを購入しました。
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レビューの評価も高いですが、私のニーズにも合っていて重宝しています。

とはいえ、最終的に決めるまでアレコレ検討したので、その際に考えたことをまとめておきます。

1.直焼きか電気式か

直焼きタイプとは下記のように、長い柄のついた上下から挟めるプレートに具材を入れ、ガス火であぶりながらホットサンドを作るタイプです。


安いしシンプルだし、焼き加減の調節もでき、かつ(腕力さえあれば)厚い具やパンでも(無理矢理)閉じることができます。キャンプに持っていけばパンを焼く他、ミニフライパンとしても使えます。

一方、IHコンロでは使えない、洗う際に柄が長くて洗いにくい(食器洗浄機に入らない?)など、短所もあります。

以前は「直焼きタイプなら千円ほど、電気式なら 5千円くらい」の価格差があったのですが、今は直焼きタイプも焦げ付き防止加工など高機能化していて、その分、価格もアップ。両者の価格差はかなり縮まっています。

私は「収納にも洗浄にも場所を取る。焼き加減を調節するのが難しそう」ということで、最初から電気タイプに絞りました。

2.ホットサンドだけか、ワッフルなども作りたいか

下記の商品はプレートが取り替えられ、ホットサンドの他、ワッフルや焼きドーナツが作れます。

あれこれ作りたいという方にはこういうタイプがおすすめ。


ちなみに、なかには「目玉焼きも作れる」など、「ミニ・ホットプレート」といえるくらい多機能を売りにした商品もあるのですが、

温度調節もできないし、(後述するように)スイッチもついてない商品もあって、そうすると「温度が上がりすぎたらコンセントを引っこ抜くしか調整方法がない」わけで、そんなのをホットプレートとして使うのは無理があると思います。

単純で簡易なマシンなので基本はあまり欲張らず、せいぜいホットサンドとワッフルができればいい、くらいの気持ちで買ったほうがいいんじゃないかな。

3.プレートが外せるかどうか

プレートが一種類であっても、それを外せるかどうかはお手入れ上かなり重要です。

外せないと「丸洗い」ができないので、万が一焦げ付かせてしまってもゴシゴシ擦り洗いができず、最悪の場合「廃棄」することになりそう。


我が家のでプレートを外したところ(↓)
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焦げ付かさなくても、チーズやソースを入れて作ることの多いホットサンド。漏れ出した具材や調味料を洗わずに落とすのは無理では? と思う人も多そうですよね。

基本、安いモノほど「プレートが外れない」のが多いです。

4.タイマー付きか、スイッチ付きか

一部にはタイマー付きのものもあり、これなら「うっかり焼きすぎて黒焦げ!」ということが起こりません。

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私は(ホットサンドを作る時以外もよくタイマーを使うため)、キッチンにはタイマーそのものを常備していることもあり、必ずしもタイマー付きにはこだわりませんでした。


緑の茄子のタイマーがお気に入り(↓)
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タイマー付きの商品がある一方、なかにはタイマーどころか、「スイッチ」さえ付いてない機器もあるんです。

この場合、コンセントの抜き差しでスイッチをオンオフするのですが、コンセントが遠いと面倒ですよね。

しかもキッチンで、濡れた手をコンセントに近づけるのはすごく危ない! 

個人的には「スイッチ付けないってどーゆーこと!?」と思います。コスト削減する部分を間違えてる。

そして当然のごとくサーモも効かない機器が多いので、タイマー付きでない場合は、必ずキッチンタイマーの併用をお勧めします。

なかには下記のように、温度が上がりすぎると自動的にスイッチがきれるのもありますが、まだ少数派かな。 
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5.一度に何枚つくりたいか

私が買ったのは一回で一枚しか焼けませんが、子供がふたりいるなど、「ふたつ同時に作りたい」ご家庭もあるでしょう。

でも、ふたつ作れるものは当然、外形寸法も大きくなります。すると収納場所の確保がけっこう大変。

二人分作る場合でも、最初の一枚を半分ずつ食べてる間に 2枚目を焼く、というスタイルにすれば、小さな(収納が楽な)ひとつ用でも問題ないかもしれません。

ちなみに下記だと「食パンを入れるだけで、三角形に半分に切った形のホットサンド」ができあがります。家族が多い場合は切り分けなくてもみんなで分けられて便利かも。
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その一方、「押しつぶされ、カリカリに焼けたミミの部分が固くて苦手!」な私には、その部分が増えてしまう上記のような商品は向いていません。

6.どの程度の厚みのものが作れるか

ホットサンドメーカーには、「 8枚切りのパンしか使えない」とか「 8枚切りでも無理。10枚切りのパンでないと・・・」と言ったレビューがつく商品もあります。

商品説明には「6枚切りのパンでも作れる」と書いてあるのに、複数のレビューで「ウソでしょ。6枚切りは無理!」と書かれている商品もあるんです。

また、そもそも「ミミ付きのパンは使えない」のもあります。「買ってから説明書に、パンのミミは切り落として作ってくださいと書いてあるのに気づいた!」というレビューも。

厚すぎるパンを入れようとしてとフタがうまく閉まらず、無理に閉めようとして「買ったばかりなのに留め具のプラスティック部分が壊れた!」って人もいますね。

挟むのが「ハムとチーズ」くらいならいいのですが、私はハンバーグや照り焼きチキンなど、前日の夕食の残りを入れたホットサンドをよく作るため、

「厚みのあるサンドイッチでも無理なく作れる機種にしたい!」と考えていました。

こちらが我が家のホットサンドメーカーなのですが、プレートの立ち上がりに1センチ以上の深さがあるでしょ。ここまで深いプレートの商品はけっこう少ないんです。

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これなら(同じ深さが上下にあるため)合計 2センチ以上の高さとなり、かなり厚いパンでも、そして、具だくさんのホットサンドでも作れます。

その一方、この厚みがあると、「パンのミミを押し潰し、上下のパン 2枚をくっつける」という、いわゆる「これぞホットサンド!」という形状にはなりません。

私の作ったホットサンドを見てください。パンの端(周囲)が押しつぶされてないですよね。

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これには善し悪しあって、
・周囲が硬く押しつぶされないので、パンのすべての部分が美味しく食べられる
・厚みのあるパンも使えるし、具だくさんのホットサンドが作れる!
一方で、

・下から具材がこぼれやすくなるため(ハムとチーズぐらいなら問題ないですが)お総菜などを入れた場合は、かなり食べにくいです。

大人なら、サラダと一緒にお皿にのせ、カフェランチ的に食べればいいんですけど、仕事しながら片手で持ってサンドイッチとして食べるのは難しいかな。子供にとっても、キレイに食べるのは難しくなるかも。

また、
・「カリカリに焼いた周辺部分があってこそのホットサンドなのに!」という人も満足できないでしょう。

このへんは好みの問題です。

7.おまけ:見た目など

下記はパンの上に星形など楽しい焼き印が付けられるタイプ。子供は喜びそう。
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焼き目で遊べるのは上記ぐらいですが、どの機器も外見的にものすごく SNS映えを意識してるので、見た目の好みで選ぶのももちろんアリだと思います。


★★★

以上、さいごに私の判断の理由をまとめておくと、

・ひとつ用でコンパクト。収納に場所をとらない。
・プレートに厚みがあり、具だくさんなホットサンドや厚いパンでも作れる
・プレートが外せて洗える
・入切スイッチがついてる

ということで下記を選びました。


反対にいえば、
・ワッフルや鯛焼きは作れなくてもいい
・タイマー付きでなくても(キッチンタイマーを使うので)問題ない
・サーモもついてなくていい
・周辺部がカリカリに焼け、パンとパンがくっつかなくてもいい
と割り切ったということです。

ホットサンドメーカーはたくさんでていますが、「自分の希望を完全に満たしてくれる商品」は多くないので、

ここで示した基準のうち「自分にとってはどれが優先順位が高いか」をよく考えた上で、選べばよいかなと思います。


ここまでの写真はすべてアマゾンでしたが、楽天市場で探したい方は下記からどうぞ。
→ 楽天 「ホットサンドメーカー」のランキング一覧


なお、ホットサンドを作るのにかかる時間は、
・余熱 3-4分
・調理 3-4分
で、どの機種もほぼ同じです。

余熱の間に「パンに具材を挟む」作業を同時並行できるので、待ち時間は気になりません。

私は専用の取り出しヘラがついてる商品を買い、これはかなり便利でした。
もし手で取り出す場合は、うっかりプレートに触ってしまい、火傷することのないよう気をつけましょう。


★★★

ホットサンドは手軽に「自分オリジナル」が作れる料理です。

私もハムとチーズに果物を加えて作るのが大好きで、いろんな果物を試しています。みなさんもぜひ「自分オリジナル」なホットサンドを楽しんでくださいな。