加湿器レビュー

2021.12 更新!)

冬になると空気が乾燥し、唇がカサカサになるのを始め、ヒジやヒザ、足の裏はガサガサ、さらには爪まで割れたりと・・・冬の室内の湿度の低さは見過ごせないレベルです。

以前は「洗濯モノを部屋に干しておけば加湿できる」とか「入浴後に、お風呂のドアを開けておけば大丈夫」と思っていましたが、絶対湿度計を買って、家のあちこちに設置し、湿度を測ってみたところ、

そんなんではまったく適切な湿度にならない!

と判明しました。


よく考えれば、脱水した洗濯物に残っている水分なんてタオルやらパジャマやら数枚分を合わせてもコップ1杯になるかどうかです。

でも加湿器は、一晩で 2リットルから(部屋の大きさによっては)4リットルくらいの水を水蒸気として噴き出してます。

つまり部屋全体を加湿するには、洗濯物に残ってる水分なんかではまったく足りないんです。

思い込みではなく、きちんと計測するの、すごく大事!

と反省し、きちんとした加湿器を使うようになりました。

★★★

本エントリでは、3年前に購入して 3年使ったアイリスオーヤマの加湿器と、今年購入して使い始めた象印の加湿器を比べながらレビューしてみます。

3年間、使ってみたのはこちら。


アイリスオーヤマの家電は「手頃な値段で手頃な性能」の商品が多く、よく買っています。

これを買った理由はズバリ!

1.安い!

人生で何度か加湿器を買った経験から、「加湿器は消耗品。数年ごとに買い換えるほうがいい」と思いました。

理由はお手入れが大変で、どうしてもカルキの結晶がとれなくなるから。

その時点で(徹底した掃除に多大な時間を投入するよりは)買い換えた方が合理的です。


アイリスオーヤマの加湿器は 3000円ほどなので、3年使って処分しても一冬 1000円。十分なコスパだと言えるでしょう。

もちろん通常のお手入れとして、 2週間に一度くらい水に粉末クエン酸をいれて 2時間ほど稼働する必要があります。
  ↓

でもこの方法では、次第にこびりついたカルキが取れなくなります。

なので3年使ってそうなったら、加湿器自体を買い換ればいいと割り切って買いました。

★★★

ところで皆様ご存じでしょうか?

加湿器には、ミネラルウオーターや浄水器の水は使えません。

水道水以外を使うと、加湿器内で雑菌が繁殖したりカビが生え、水蒸気と共に部屋中に雑菌やカビがばらまかれる!!!

からです。

どんな加湿器であれ、説明書に水道水以外は使用不可と書いてあるので、ちゃんと水道水を使いましょう。

健康のための加湿器なのに、それで病気になってたら意味ないです・・

★★★

さて、加湿器は、「どうやって水を水蒸気にするか」という方法によって数種類のタイプに分れます。

各方式のメリット・デメリットはいろんなページにまとまっているので、詳しくはそちらをご覧いただければいいのですが、

→ 加湿器のタイプの違いの説明ページ


私は「水を沸騰させて水蒸気にするタイプ=加熱式・スチーム式」しか買いません。

2.加熱式(スチーム式)の商品を買う!

理由は清潔だから!

すべての菌、ウィルス、カビが 100度で死ぬのかどうかは知りませんが、すくなくとも、加熱せずに蒸発させる超音波式や気化式よりは遙かに清潔です。

家に乳幼児やペットがいる場合、「加湿器が倒れたときに熱湯がこぼれる可能性がある」という理由で、加熱式(スチーム式)を避ける方もあるようですが、

最近の加湿器は倒れたときの安全策もとられており、そこまで危ないとは思いません。


3.タンク容量と継続時間で選ぶ

加湿器選びで重要なのはサイズです。

大型のものは水が 8リットル入る、みたいな商品もあるのですが、水補給の頻度が少なくなるのはいいけれど、8リットルの水って結構な重さなので、運ぶのもかなり大変。

反対に、1リットルも入らないようなタンクでは、すぐに水が切れ、しょっちゅう補給しないといけないので面倒。そのうえ、寝る前に満タンにしても夜中に水が切れてしまいます。

私の経験から言うと、鉄筋コンクリのマンションの場合、ワンルームや寝室ならタンク容量は 2リットルで十分。

ただし15畳以上など広めの LDKの場合は 4リットル、もしくは 2リットルの加湿器をふたつ、別の場所に置く、くらいのイメージでしょうか。

3年前に買ったアイリスオーヤマのは 2リットルタイプだったのですが、コンパクトでよかったです。


そして、今年、買ってみたのが「お手入れがめっちゃ簡単」と人気の象印の加湿器。
お湯を沸かすポットみたいな形状です。
  ↓

※ 白もあります。2リットルから 4リットルまで、容量の異なるタイプがあり、2リットルだと少し高さが低く、コロンとした感じです


コレ、沸騰しても加熱が止まらないように設計された象印の湯沸かしポットとも言える商品なのですが、このタイプは電熱器と水が触れないので電熱器にカルキが付きません。

だから(電気ポットのお手入れとまったく同じお手入れでOKとなり)、面倒な掃除がほとんど不要です。この点はすばらしい!

一方、給水はけっこう大変。

タンクが本体から離れないので、別の容器に水を汲んで運ぶか、もしくは、本体ごとキッチンや洗面所にもっていき、給水する必要があるのですが、

本体を水栓のある場所まで運んで給水してる人はほとんどいないんじゃないかな。

なぜなら、

・水栓の近くに本体を置ける安定したスペースが必要

・水栓金具が伸縮式でないと、脇に置いた本体の上から水を入れるのは不可能、だからです。

そうなると、水をヤカンかポットなど他の容器に入れて運ぶことになります。

下記のような「水を運ぶ容器」を併せて買う人も多いみたい。
  ↓


実は我が家はベランダに水道栓があり、その水栓のすぐ近くに掃き出し窓があります。

なので給水するときは、窓の近くにおいた象印の加湿器に、ベランダの水栓につけた短めのホースを引きこんで給水しています。

こういうことができるなら、この商品はとてもラクです。

★★★

というわけで、アイリスオーヤマと象印の加湿器を比較すると、

1)アイリスオーヤマのは 3000円ほど、象印は3万円前後と値段が約 10倍!

アイリスオーヤマのを3年ごとに新品に買い換え、計9年使っても1万円もかからない。

象印のは何年使えるか分かりませんが、最初からその3倍の値段です。

このあたりはそれぞれの価値観と経済力で決めてください。

2)お手入れは明らかに象印のほうが簡単

3)給水は(水道の場所によるけど)タンクが分離できるアイリスオーヤマのほうがラクだと思う。

4)アイリスオーヤマのはホントにシンプルな加湿器。一方、象印のには、入タイマー、切りタイマー、自動運転調整などがついてて高機能。

という感じですかね。
どっちもそれぞれ価格相応のいい商品だと思います。

★★★

最後に、試しに買ってみた「自然に気化させるタイプの加湿器」について。

はっきり言って、こんなのは気休め以外の何者でもありません。

これのすぐ横に湿度計を置いて計測してみましたが、何時間たってもまったく湿度は変わりません。なので、もう買うことはないです。
  ↓

ざっくり言えば、上記に扇風機(ファン)&ヒーターをつけたのが「気化式の加湿器」なんですが、そちらもちょっとパワー不足かな。

やっぱ加湿器はスチーム式(加熱式)一択かと。

★★★

あと、卓上式のミニ加湿器も買ってみたのですが、こちらも、ほぼ意味なし。

蒸気が直接あたる位置に湿度計を置かない限り、湿度が変わることはありません。

なので、1畳ほどの「こもり部屋」みたいなワークスペースや会社のデスクで、自分の顔のすぐ近くに置くなら意味があるけど、それより離れると効果はないです。

かわいいのが多いので、つい欲しくなっちゃうんだけどね。
  ↓

そもそも冬の室内はものすごく乾燥してるので、こういう小さいのでは全くの力不足なんです。

それに、あまりに顔に近いところで(スチーム式・加熱式以外の方式の加湿器を)動かすのは、よろしくない菌を吸い込む危険性もあるので、その意味でもお勧めしません。

★★★

最後に、もうひとつ大切なことを。

冬の空気はたしかに乾燥していて加湿が必要なのですが、加湿器で水蒸気を増やしすぎると、窓や壁の結露やカビの原因になります。

このため私は、(一般的に使われている相対湿度ではなく)空気中の水分量を直接あらわす「絶対湿度」で湿度管理をしており、

冬は、絶対湿度が(1立方メートルあたり)9グラムを下回ると加湿器をオン、11グラムを超えるとオフにしています。

これで乾燥に悩まされることなく、かつ結露もゼロのままです。

(※結露がゼロなのは、二重窓のついた高断熱住居であること、24時間換気も冬モードで動かしていることが前提です)


冬はずっと加湿器をつけているという方もあると思いますが、その際はぜひ「絶対湿度」を計測されることをお勧めします。

※そもそも「絶対湿度ってなに?」 「どうやって図ればいいの?」という方は、下記をご覧ください。

chikirin-shop.hatenablog.com


そちらでも紹介してますが、私の使ってる「絶対湿度を測れる湿度計」は下記です。夏の熱中症指数も計算してくれるので一年中つかえます。
  ↓

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エー・アンド・デイ(A&D)
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空気が乾燥しすぎるのは風邪やインフルエンザ、そして(おそらく)コロナにもよくないので、加湿器と絶対湿度計を買って、適度な湿度を保ちましょう。

なお文中のリンクはすべてアマゾンだったので、楽天で探したい方はこちらからどうぞ
→ 楽天市場での「加湿器」での検索結果



そんじゃーね