小さい頃、学校で使ってた厚めの雑巾。
今も売ってるけど、もはやこれは完全に時代遅れ。
今はこれより遙かに使いやすいダスター(お掃除クロス)がたくさん売られてるんだよね。
こういう昔ふうの雑巾の問題は、
・厚手なので絞りにくい
・ので、拭いたあと水跡が残る
・雑巾を洗った後も乾きにくいし
・使用中にも綿の糸くずが落ちる
特に、水を絞りにくいのが問題。
家具や家電などは「固く絞った雑巾で拭きたい」ものが多いのに、「固く絞る」のが難しく、拭いたものに水跡が残る。
★★★
最近はニトリ、無印、100均など、いろんなところでマイクロファイバー系を含む多種多様なダスター(お掃除クロス)が売られてるけど、
使ってみると宣伝文句やレビュー通りとは言えないものもあり、「いったいどれがベストなんだ!?」と、ここ半年くらい「どんだけ?」ってくらいあれこれクロスを買って試してみました。
そこで今日は、数ヶ月にわたる試行錯誤の結果、私が
「これで決まり!」
と結論づけた、いくつかの「めっちゃ優秀なお掃除クロス」を紹介します。
ただし、
なんでも同じですが、「どの商品がベストか?」は用途や目的によって異なります。
水分を拭き取りたい人、油汚れを落としたい人、ホコリを拭き取りたい人では「ベストなクロス」が違うでしょ。
なので、ここで紹介するクロスは「私が求めている機能」にたいして「ベスト」なだけ。
たまたま「同じ用途で使いやすいダスターを探してた!」という人には役立つと思うし、
用途が異なる場合は、それぞれみなさんの用途に合わせて選んでみてくださいな。
まずは、キッチンや洗面所の水栓金具の水を拭き取るのにベストなクロス。
水栓金具って最初はピカピカなのに、ついた水跡からカルキが固まって白くなり、それが汚れて黒くなったり・・・
水跡汚れって固くなるとなかなかとれなくて大変でしょ。
特に水栓金具の根元!
お手入れを怠ると白い固いのが少しずつ汚れてグレーになったりカビて黒くなったり。
こうなるとクエン酸やら重曹やらでゴシゴシしてもなかなかとれず、泣きたくなりますよね。
下記は、「その汚れを取るためのクロス」ではなく!
「そういう汚れを発生させないためのクロス」
(上記写真はアマゾンへのリンク。楽天市場ではこちらに)
このクロスは、
・めちゃくちゃ吸水性がよいので、使用後にこれで水栓金具をさっと拭けば、水滴が一網打尽。まったく水跡が残りません。
・繊維がほつれないので糸残りもないし
・非常に柔らかいので、複雑な形状をした水栓金具の細かい部分からも、一気に水気を吸い取ってくれます。
・そして、薄くてフック付きなので、水栓金具の近くにぶら下げておくとソッコーで乾きます。
繰り返します。
このクロス、名称は「汚れからめ取りクロス」なんだけど、正直、汚れをとる力はあまり強くないです。
ですが、
「水滴を拭き取る」ことに特化して使うと、めちゃくちゃ優秀です。
なので、水栓金具をピカピカに保ちたい方の他、
ワイングラスやクリスタルガラスのコップなど「水跡を残さず、きれいに拭き取りたい」方にも向いてると思います。
あと、浴室の鏡をキレイに保ちたい方にもいいかも。
これで水滴を拭き取れば、ほんとにキレイに水滴がなくなります。
繰り返しの注)お風呂の鏡の水跡を「除去」できるクロスではないです。あくまで「水滴」を残さず吸い取ってくれるクロスとして使いましょう。
次は、ガラスや鏡をきれいに拭き上げるのにベストなクロス。
名前が「窓&鏡ピカピカクロス」というだけあって、窓と鏡の掃除に特化して作られてると思えます。
マイクロファイバーと同様、表面に繊維の編み凹凸があるため、洗剤を付けなくても水拭きだけで汚れを掻き取ってくれます。
洗剤がいらないので二度拭きも不要。
かつ、薄手なのでしっかり絞れ、拭き跡=水跡を残さない。
このふたつを両立できるクロスが少ないんだよね。
「掻き取る力は強く、汚れ落ちはいいけど、拭き跡が残る」のと、
「拭き跡は残りにくいけど、汚れを掻き取る力が弱い」のはあるんだけど、
このクロスは「掻き取る力も強く、かつ、拭き跡が残らない」のがいいところ。
(上記写真はアマゾンへのリンク。楽天市場ではこちらに)
もちろん「半年は掃除してません」みたいな窓ガラスの室外側で、泥や排気ガスで真っ黒、という場合は、事前に別の(使い捨ての)クロスで大きな汚れを落としたほうがいいと思います。
これはあくまで「洗面所の鏡に飛んだ洗剤や歯磨き粉の跡」とか、「窓ガラスについた手垢やホコリ」を落とす日常的なお手入れ用。
「鏡や窓を、週に一度くらいさっと水拭きする」のにベストなダスターです。
基本、水に濡らして使うダスターなので、から拭きには向いていません。
こちらは一般の雑巾代わりとして、様々な用途の水拭き用で使ってます。
上記同様、水に濡らして使うクロスなので、から拭きには向きません。
他の色もあるし、厚手とかL版もあります。
(上記写真はアマゾンへのリンク。楽天市場ではこちらに)
私はこれで、
・冷蔵庫の扉やレンジやオーブン、炊飯器などの外側を水拭き
・ファンヒーターや加湿器、扇風機など、季節家電をしまい込む前に水拭き
・棚の上や本棚や靴箱の板や建具(ドアなど)を水拭き
・浴室の壁や、フローリング&フロアタイルの床もこれで水拭きします。
我が家では「床用」「キッチン用」「家具用」とわけて 3枚もっており、汚れたら洗濯機で洗ってます。
気に入っているのは、
・ザラッとしてて、表面にひっかかりがあり、水だけで汚れを掻き取ってくれる。
・ので、ちょっとした汚れなら洗剤をつけなくても十分キレイになる。
・薄手なので非常に絞りやすく、水ダレせずスグ乾く。
・薄手なので、指に巻いて家電の細かいところまで拭ける。
拭き掃除にはできるかぎり「洗剤を使いたくない」ので、こういった「一回だけ水拭きすればキレイになる」クロスは本当に重宝します。
なお 2番目に紹介したクロスとの違いですが、こちらの方がより薄く、掻き取る力が強い。
2番目のはあくまで「ガラスや鏡など、やたらと拭き跡が目立ちやすい部分に最適」で、こちらは一般の雑巾の代わりとして秀逸、って感じです。
★★★
以上、
100均やらニトリ、IKEAなどあちこちでお掃除クロスを買いまくって比べた結果、
「100均のマイクロファイバークロスにもいい商品はあるけれど、やっぱまったくレベルが違うわ」と思わせてくれたクロスを 3つほどご紹介させていただきました。
最初に書いたように、「どんなお掃除クロスがよいのか?」は、どこをどんな諷に掃除したいのか、という目的や用途よって異なります。
そのあたり考慮の上、興味があればぜひ試してみてね!
ちなみに私、キッチンの台ふきんには、使い捨てのシートクロスを使っています。
なぜなら!
キッチンの台ふきんって、コチジャンやらカレーやらソースやら、色のついた調味料の飛び散りを拭き取るコトも多く、
そういうのを拭き取ると台ふきん自体が汚れてしまうでしょ。
で、その台ふきんを洗うのがけっこう大変なんだよね。
てかコチジャンとかカレーとか、ほんと取れない。
なので、私は毎日一枚、使い捨てのダスターを使い、調理中の汚れはこれですべて拭き取ってしまいます。
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「使い捨てなんてもったいない!」と思うかもしれませんが、調味料のシミがついたダスターを洗剤で洗ってすすいでると、そのために洗剤や水が必要になるわけで、
どっちが「もったいない」か、環境負荷が少ないか、は考え方に依るんじゃないでしょうか。
しかも、こういう使い捨てシート、実は、数回は水洗いして使えます。
なので、一日一枚で十分なんだよね。
調理中、何回か水洗いしながらあちこち拭いて、最後にコンロ周りの油やキッチンの床も拭いてから捨てるので、かなり「使い倒す」感じ。
上記は最初から濡れてるウェットシートですが、最初は乾いているほうがいいなら、下記も便利。
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こちらも何度か洗って使ったり、干して乾かして使ったりもできるので、キッチンで使ったあと、床や風呂場の天井掃除などに再利用できます。
私の場合、最後は浴室の排水溝のヘアキャッチャーをこれで掃除してから捨ててます。
以上、本日は「ちきりんお勧め」のお掃除ダスターのご紹介でした。
最近のお掃除クロスの進化はほんとにすごいので、これに限らず、今後もいろいろ試してみたいと思います。